シルバーアクセサリーの作り方/制作技法 彫金(手彫り)、透かし(くり抜き)、打出し(鍛金)、すり出し、刻印、オーバーレイなどの技法を紹介しています。
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 AGULでは昔ながらの技法を使いハンドメイドでシルバーアクセサリーを制作しています。
アクセサリーのデザインによって多数の技法を組み合わせて作ります。デザインが違うと制作工程や技法、工具も異なります。
 オーダーメイドでご注文いただいたお客様には完成まで2〜3回程度制作過程の画像をお送りしています。平面の銀の板からデザイン画のアクセサリーに日々変わっていくのがご確認いただけます。
彫金(手彫り)
彫金とはタガネを使って彫り、削り、デザインするという技術です。
「毛彫り」「片切り」「丸毛彫り」と3種類のタガネがあります。タガネの刃先の幅によって、彫られる線の幅が違います。模様を彫金(手彫り)する場合はタガネを使い分けていきます。彫金には浮き彫り彫り込みなどの技法もあります。

下の参考画像はオーダーメイドでご注文いただいたお客様に制作途中にご確認いただいた制作工程の画像です。タガネで線を彫金している部分とタガネで彫り込み黒くきれいに燻されるようにタガネ模様を打ち込んでいます。
参考のペンダントトップの完成画像はオーダーメイド作品集No.211でご紹介しています。
制作技法 彫金(手彫り)画像1 制作技法 彫金(手彫り)画像2

リングに模様やメッセージ(文字)を彫金(手彫り)する場合は彫金台バイスを使います。ペンダントトップや平面のものに模様やメッセージ(文字)を彫金(手彫り)する場合はビッチボールに松ヤニとを流し込んで固定して彫金します。
彫金台バイス
彫金台バイス
ビッチボール
ビッチボール
透かし(くり抜き)
アクセサリーのデザインに透かし模様(くり抜き)の部分がある場合はこの技法を使います。 透かし模様の部分にドリルで穴を開けて慎重に糸鋸で切り落としていきます。
透かし模様を入れた部分は糸鋸で切り取られた刃の跡が残るので、透かし模様(くり抜き)を入れた部分はヤスリなどで表面処理を行います。

下の参考画像はオーダーメイドでご注文いただいたお客様に制作途中にご確認いただいた制作工程の画像です。ドリルで穴を開け糸鋸で1つ1つくり抜いています。
参考のペンダントトップはオーダーメイド作品集No.223でご紹介しています。
制作技法 透かし(くり抜き)画像1 制作技法 透かし(くり抜き)画像2
打ち出し(鍛金)
打ち出しとは平面の板上から表裏からタガネや打ち出し用のハンマーなどを使って凹凸を作り出す技法です。
打ち出しに使用するタガネは彫金のタガネではなく、打ち出し用のタガネを使います。
出しタガネ・坊主タガネ・半坊主タガネ・なめくりタガネ・半タガネなど数々のタガネの種類があります。
制作技法 打出し(鍛金)画像1 鈴を作る場合も打ち出しの技法を使い、板状の円2枚を打ち出し半球の形状まで作っていきます。左の画像のようになります。
すり出し
すり出しとはヤスリで削りながら立体感を作る技法です。平ヤスリ・半丸ヤスリ・丸ヤスリ・角ヤスリ・三角ヤスリ・腹丸ヤスリ・刀刃ヤスリ・楕円ヤスリなどヤスリにも様々な種類とサイズがあります。アクセサリーのデザインや角度によってヤスリを使い分けていきます。

下の参考画像はすり出しによって作られたバングルです。
板状からバングル状にしヤスリで削りながら形を作っていきました。
初めは荒いヤスリを使い、ある程度形ができてきてから細かいヤスリで削り最後にペーパーで滑らかな表面に仕上げています。
参考のバングルの画像はオーダーメイド作品集No.295でご紹介しています。
制作技法 すり出し画像1 制作技法 すり出し画像2 制作技法 すり出し画像3
刻印模様
AGULでは自作の刻印を作り、オリジナル商品やオーダーメイドの制作に使っています。刻印の模様やサイズは様々です。
丸や三角、半球・ハート・月の刻印や桜の花びらなど思いついた模様の刻印を作って組み合わせています。
制作技法 刻印模様の画像 左の画像はバングルに刻印模様を打ち込んだものです。刻印を打ち込んだ部分は黒く燻し仕上げをすると一層模様が引き立ちます。さりげなく刻印模様を入れたい場合は黒く燻さずシルバーの色合いで光沢をだすときれいに仕上がります。
オーバーレイ
オーバーレイとは銀の板を重ねて立体感をだしてアクセサリーを作る技法です。上の板の模様部分(浮き上がらせたい部分以外)は糸鋸で切り取り透かしの技法を使います。
デザインによって透かし(くり抜き)を入れる部分が異なります。下の地金と上のパーツをロウ付けという方法で加工し、輪郭を糸鋸で切り取ります。
透かしをいれた部分は燻し仕上げがきれいにつくようにタガネ模様を細かく打ち込みます。透かし模様のデザイン、サイズによって使用するタガネを使い分けています。

下の参考画像は四葉のクローバーのキーホルダーです。左から上のパーツになる部分を糸鋸で切り落とし真中の画像のように下になる板に加工します。右は加工した後に糸鋸で不要な部分を切り落とした後の画像です。
参考の画像はオーダーメイド作品集No.298のキーホルダーです。
制作技法 オーバーレイ画像1 制作技法 オーバーレイ画像2 制作技法 オーバーレイ画像3

制作技法 刻印模様、打ち出し、すり出しの技法の画像 革紐ペンダントK-014は透かしの技法と刻印模様、打ち出し、すり出しの技法を使っています。デザインによって制作工程は様々です。
上記でご紹介した技法以外にもいろいろな技法を使い様々なデザインのアクセサリーを制作しています。
オーダーメイド作品集No.310 のペアのペンダントトップのお客様に完成までご確認いただいた画像をご紹介いたします。
通常は完成まで2〜3回程度制作工程の画像をお送りしますが、ペアのペンダントトップで両面模様あり、バチカンを通す穴も通常の丸い穴ではなく王冠の透かしを入れるデザインでしたので、通常よりも多くの画像をお送りしてご確認いただきました。 

  ご注文内容
    ・オーダーメイド ペア ペンダントトップ
    ・ サイズ 縦26mm 横24mm
    ・厚さ 1.5mm
    ・デザイン画を元に制作
    ・表面には模様を斜めに彫金
    ・裏面には筆記体でメッセージを彫金
    ・バチカンを通す穴は王冠の形でくり抜き
    ・バチカン4 
    ・表面仕上げ 彫金部分燻し仕上げ その他マット仕上げ(つや消し仕上げ)
制作技法 オーダーメイドの画像1 画像1

厚さ1.5mmの地金を完成のサイズより1.0mmほど大きく糸鋸で切り落としました。
制作技法 オーダーメイドの画像2 画像2

ペンダントトップの表面になる面に模様の下書きをしてタガネで彫金(手彫り)します。ハートの模様はタガネで彫り込み、タガネ模様を細かく打ち込みます。お客様の描いたデザインを確認しながら慎重に彫っていきます。彫金後王冠のくり抜き(透かし)をいれます。
制作技法 オーダーメイドの画像3−1 制作技法 オーダーメイドの画像3−2 画像3

松ヤニに付けて裏面のメッセージを彫金(手彫り)する前の下書きした画像と、メッセージを彫金した後の画像をご確認していただきました。
制作技法 オーダーメイドの画像4−1 制作技法 オーダーメイドの画像4−2 画像4

王冠のくり抜き(透かし)にバチカンとなるリングを通して完成のイメージを確認していただきました。バチカンとなるリングはこの後に継ぎ目をなくします。
制作技法 オーダーメイドの画像5−1 制作技法 オーダーメイドの画像5−2 制作技法 オーダーメイドの画像5−3 制作技法 オーダーメイドの画像5−4
画像5
完成の画像をご確認いただきました。両面模様ありでしたので、2つ並べた両面の画像と拡大の画像の4点添付しました。
このページでご紹介しているオーダーメイド作品集のアクセサリーは『シルバーアクセサリーの作り方』のページで制作工程をご紹介することをお客様に事前にご承諾いただきました。ご協力ありがとうございました。 
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